イチゴの種類 2020.10.082022.04.25 <紅ほっぺ> 紅ほっぺは静岡県で育成され、2002年に品種登録されました。名前には、果皮や果肉がきれいな紅色をしていることと、ほっぺが落ちそうなほど美味しいという意味が込められているそうです。甘味と酸味がどちらも強いですが、それらがうまく調和しています。イチゴの甘酸っぱさを味わいたい方にはオススメの品種です。果肉はやや硬めでしっかりとした食感のあるイチゴです。 <かおり野> 「かおり野」は三重県が開発したいちごで、2010年(平成22年)に品種登録されました。果実は大きい円錐形で、果皮は橙色に近い赤色。果肉は中心部まで真っ白で、カットするとフチの赤と果肉の白のコントラストがきれいな品種です。果肉はかためで、甘味が強く酸味はおだやか。そして、かおり野の大きな特徴は、優れた香りを有していること。「リナロール」というフレッシュな甘い香気成分を多く含んでいて、いちごの甘味との相乗効果でより風味豊かに感じられます。 <やよい姫> 「やよいひめ」は2005年(平成17年)に品種登録された群馬県生まれのイチゴです。「とねほっぺ」に「とちおとめ」を交配したものを育成し、それにさらに「とねほっぺ」を掛け合わせて誕生しました。サイズが大きめで、果皮の色は少しオレンジがかった明るめの赤色。きれいな円錐形をしていて、果肉はかたく輸送性と日持ち性に優れます。また、甘味が強くてまろやかな酸味があり、風味のよいイチゴです。 <あまりん> あまりんは果実が円錐~短円錐形をしていて、サイズは比較的大玉。果皮は鮮やかな紅色で、果肉は淡い赤色に染まります。味は甘味が強く、酸味はおだやかで食味良好です。このあまりん、かおりんという愛称は、埼玉県出身の落語家、林家たい平さんが命名しました。当農園でも人気で、希少ないちごです。 <よつぼし> 円錐形の果実は光沢のある鮮やかな赤色で、果肉のかたさは中程度。甘味が強く、酸味も適度にあるので濃厚な甘酸っぱさが味わえます。見た目がきれいなのでデザートにも最適。よつぼしという名前の由来は、「甘味」「酸味」「風味」がよつぼし級に「美味」しい、という意味のほか、4つの機関が共同で開発した期待の品種という意味も込められているそうです。